たとえば、今1.9.3になってるけど2.0.0に変更したい場合とか。

※ Rubyを2.0.0にするメリット
 1.9.3は文字形式がUS-ASCIIだが、2.0.0からUTF-8になるので日本語に対応している。つまり、『# -*- encoding: utf-8 -*-』を書く必要がない。1.9.3で書かない方法もある。

バージョンの確認

 まずはrvm listでインストールされているrubyのバージョンを確認。

$ rvm list

rvm rubies

=* ruby-1.9.3-p448 [ x86_64 ]
ruby-2.0.0-p247 [ x86_64 ]

# => - current
# =* - current && default
# * - default

 2.0.0はインストールされているが、1.9.3を使用している状態。

※因みに、2.0.0がインストールされていない場合は。

rvm install 2.0.0

『ターミナル起動中だけ』バージョン変更

 バージョンを切り替えは『rvm use』で切り替わる。

$ rvm use 2.0.0
Using /home/test/.rvm/gems/ruby-2.0.0-p247

$ rvm list

rvm rubies

* ruby-1.9.3-p448 [ x86_64 ]
= ruby-2.0.0-p247 [ x86_64 ]

# => - current
# =* - current && default
# * - default

 これでcurrentが変更される。しかし、currentは現時点で一時的に2.0.0になっているだけなので、常に2.0.0にはなっておらずターミナルを再起動したら元のバージョンに戻っている。

『完全に』バージョン変更

 ターミナルを再起動してもバージョンが変わったままにするにはdefaultも変更する必要がある。defalutでバージョンを変更するには–defaultオプションを使う。

$ rvm use 2.0.0 --default
Using /home/tkoyama/.rvm/gems/ruby-2.0.0-p247

 これで、rvm listを確認すると

$ rvm list

rvm rubies

ruby-1.9.3-p448 [ x86_64 ]
=* ruby-2.0.0-p247 [ x86_64 ]

# => - current
# =* - current && default
# * - default

 デフォルト(*マーク)が2.0.0になっているのでターミナルを再起動してもrubyは2.0.0のままになる。